リテイクアルバム第2弾『SEA IS A LADY 2017』(87年リリースのインスト作品『SEA IS A LADY』のリテイクアルバム)で、『第32回 日本ゴールドディスク大賞』の「インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞した角松敏生。彼が今、リテイクアルバムに取り組む狙いとは? さらに長く一線を走り続ける角松に、今後、“アーティストとして生きていく”ために必要なコトを聞いた。 40代から50代のリスナーが徐々に戻ってきている ――昨年発表された『SEA I S A LADY 2017』が『第32回 日本ゴールドディスク大賞』で「インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。大きな反響を呼んでいます。 角松 リテイクアルバムを出す理由の1つには、オリジナルアルバムを出すリスクが高い時代になったということもあります。何のタイアップもなく、作品の力だけで制作費