パッケージソフトウェアベンダー(ISV)が、ソフトウェアをクラウドサービス(SaaS)として提供するうえではどのような困難に見舞われるのか。そしてそれをどう解決できるのか。 アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSJ)が開催したプライベートイベント「AWS Summit Tokyo 2018」では、ソフトウェアのSaaS提供に取り組むウイングアーク1st、サイボウズ、スーパーストリームの3社幹部が登壇し、ISVの観点から“SaaSビジネスの真髄”を語るパネルディスカッションが開催された。 パッケージソフトウェアからSaaSビジネスに乗り出したきっかけ パネルディスカッションはまず、各社がSaaSビジネスに乗り出した「きっかけ」を語ることからスタートした。各社とも2010年前後の時期には社内検討を始めているが、実際にまったく新しいビジネスモデルに踏み出すには、それぞれ大きなきっかけがあっ
