景気の低迷や円高などの厳しい経営環境を乗り越えた国内の自動車業界。 今、最も激しい競争を繰り広げているのが、ハイブリッド車をはじめとした低燃費車です。 今年度上半期の国内の新車販売ランキングでは、燃費のよさを売りにした乗用車やミニバンが上位を独占しました。 この低燃費を実現しているのが、下請けの部品メーカーが作るエンジンや車体、内装など、一つ一つの部品です。 部品をぎりぎりまで軽量化したり、摩擦を減らして動力のむだをなくしたりするなど、中小企業の高い技術力が生かされています。 メーカーによる高い要求や海外との激しい競争のなかで奮闘する部品メーカーを、広島放送局の鵜澤正貴記者が報告します。 メーカーの要求に応える ことし10月、広島県に本社を置く自動車メーカーのマツダが、新たな低燃費車を発表しました。 マツダが最も多く販売している主力の乗用車で、披露されたのはガソリン車、ディーゼ