レンタカーに乗り込む香港からの外国人客=福岡市博多区のレンタカー営業所で2016年10月8日午後5時43分、尾垣和幸撮影 「訪日外国人の事故率は日本人の5倍以上」 日本を訪れる外国人が急増する中、訪日客が自動車を運転して人身事故を起こすケースが増えている。中でも顕著なのが韓国など東アジアからの訪日客による事故の増加だ。レンタカー利用が増えた一方、日本の交通ルールを学ぶ機会が少ないことが背景にあるとみられ、識者は「啓発活動が急務」と指摘する。【尾垣和幸】 警察庁によると、旅行者や中短期の滞在者が利用する国際免許や外国免許所持者による人身事故は昨年216件発生し、現在の統計を取り始めた2012年以降最多となった。国籍別は(1)米国50件(2)香港・マカオ48件(3)韓国35件(4)台湾24件--の順。米国以外の東アジアの4カ国・地域の合計は、12年の37件から昨年は約3倍の107件に急増し、全