シドニーを州都とするオーストラリア東南部のニューサウスウェールズ(NSW)州政府は7月28日、新型コロナウイルスの感染者数が拡大していることを受けて、7月30日を期限としている自宅待機命令について、4週間の期間延長を発表した。28日の発表では、NSW州における市中感染は過去24時間で177人、2021年6月16日以降の合計では2,574人となった(NSW州保健省)。 シドニー大都市圏、セントラルコースト、ブルーマウンテン、ウーロンゴン、シェルハーバーの地域において、8月28日まで必要不可欠な場合を除き原則、自宅待機が義務付けられる。必要不可欠な買い物については、7月29日以降、行政区域内もしくは自宅から10キロ圏内に制限される。 ニューサウスウェールズ州のグラディス・べレジクリアン州首相は、制限措置を緩和するためには、新型コロナワクチンの接種率向上と制限措置の順守が唯一の手段とし、「特に感