Automatic Super Delice 写真:ファミリーマート 会社の休憩室でコンビニおにぎりが買える。ファミリーマートの自販機(ASD)事業が順調だ。本格的に事業を開始してから約10年で、設置箇所は850カ所、稼働台数は1300台に上る。現在は関東が中心だが、東海・関西方面にも進出、2015年度までに1500カ所へと倍増を狙う。 自販機事業はam-pmが始め、ファミリーマートが吸収した事業。「am-pmは、良い意味でも悪い意味でも進んだ会社でした」と、ファミリーマート新規事業開発部の太田裕資氏は18年前を回想する。「もともとの着眼点はam-pmが都心に強いコンビニチェーンだったことから。いずれ家賃・人件費が問題になる、そこを無人化で補おうという話だったんですよ」 路面店で失敗し、販路開拓で伸び悩む 自販機が未来のコンビニ市場を開拓してくれる――そう期待したが、自販機そのものは大ハズ