時間とは、哀れな一般市民に規則正しく毎日同じことを繰り返させ、せっかくの一生を無駄に消費させるために、哲学者が勝手に決めた理不尽な物差しである。 一部の正しい時間消費者たちは、時の存在を認めはするが、時間などという下らない理念に縛られることはない。 歴史[編集] サルが二足歩行で生活しはじめて間もない頃、太陽を見たサルがあることに気づいた。 「あれ、うごいてる」 じーっと見ていても動かないはずの太陽が、いつのまにか移動していたのである。 太陽が山の裏へ隠れてしまったとき、なぜかサルは眠気におそわれた。次に気がついたときには、辺りが明るくなっていた。 ふと太陽が気になって空を見上げると、西の山に隠れたはずなのに、東の山のてっぺんにあったのである。 そして、こうしたことが何回も起こったのである。 ある日、西の山に沈みかけた太陽を見てサルは思った。 「もうそろそろ寝なきゃ」 これが「時間」の誕生