最近読んだ本で、時間の戦略という概念が出てきました。 時間の戦略というのを僕風の解釈でいうと 「プロダクトを改善サイクルの集合体と見なし、その改善サイクルを速くまわすことを優位性とする」戦略です。 例えばGoogleを例に考えてみましょう。Googleというプロダクトは検索エンジンといえるかもしれません。時間の戦略でみたときのGoogleは検索エンジンではなく、過去どういうABテストをまわしてきたのか、どのようなロジック変更やUI/UX変更をしてきたのかという改善サイクルの集合体と見なすのです。そしてそのサイクルの速さによりプロダクト価値を競合よりも高め、優位性を築くのが時間の戦略です。 現代はデータの時代といわれています。データをうまく活用している会社は、まさにこの時間の戦略を活用している会社と考えられます。 データのよる時間の戦略は、1. データによる意思決定精度の向上 2. データに