アメリカでDEIと呼ばれる多様性などへの取り組みの見直しが相次ぐ中、IT大手のアップルは株主総会でDEIの取り組みの廃止を求めた株主提案を否決し、引き続き多様性を重視する姿勢を強調しました。 アップルは25日、オンラインで株主総会を開きました。 この中で、保守系のシンクタンクがDEIの取り組みについて、「企業に訴訟や風評、財務面でのリスクをもたらす」として廃止すべきだとする株主提案を行いました。 これに対し、アップルは「すでに確立された法令順守のしくみがあり、企業の事業運営などの能力を不適切に制限しようとするものだ」として反対する考えを示し、採決の結果、この提案を否決したということです。 現地メディアは総会に出席したティム・クックCEOが「私たちの強さは、最高の人材を雇用し、多様な背景や視点を持つ人々が集まってイノベーションを起こす協業の文化から生まれてきた」と述べたと伝えています。 トラ
