ゴールを教えられずに走りはじめ、マラソンの42.195㎞のところで「はいここまで」と走り終えるのと、あらかじめゴールが42.195㎞とわかって走るのとでは、パフォーマンスが異なります。人は、ゴールがあるということでがんばれるのです。ですから、ゴールが非常に遠い人生でも、要所、要所でゴールを設定すると、メリハリが効くのです。(「プロローグーー私の体験から段取りを考えてみた」より) だから、「とにかく長く仕事をする」のではなく、「何時」とゴールを決めて、そこで終わらせるために努力をする。間に合わなければ、翌朝早くからやる。そういう姿勢が大切だと主張するのは、『こいつできる! と思われる いまどきの「段取り」』(野田宜成著、日本実業出版社)の著者。日産車体のエンジニアを皮切りに、船井総合研究所でコンサルティングに携わり、まぐまぐ事業開発室長を務めたのちに独立し、「継続経営コンサルタント」として活