北九州市八幡東区の市道で起きたマンホールの爆発・陥没事故で、九州電力は28日、送電を一時中止していた現場地下の電線について、送電再開前に実施すべき放電を行わないミスがあったことを明らかにした。 これにより異常な高電圧が発生、漏電したのをきっかけに、何らかの原因で爆発が起きたとしている。 同社北九州支店によると、爆発は、21日から止めていた電線6本の送電を、25日に再開した直後に起きた。作業マニュアルでは、再開前は電線内の残留電気をすべて放出するよう定められているが、交換担当者が作業手順伝票に書き漏らし、送電担当者も気付かず放電しないまま電気を通した。いずれも「忘れていた」と話しているという。