今年の東大入学式で述べた祝辞が話題を集めた社会学者で東大名誉教授の上野千鶴子さん(71)。フェミニズムの第一人者が新入生、社会に届けたかった思い、そして女性を取り巻く環境の変化とは。東京芸大在学中に雑誌『HIGH(er)magazine』を創刊したharu.さん(24)、今冬からパイロットをめざし、航空大学校に進む東大卒業生の帆士大貴さん(24)と語り尽くした。帆士さんは、祝辞で取り上げられた「東大女子が入れないサークル」に所属していた過去が。上野さんとharu.さんから質問攻めに合う。 うえの・ちづこ 1948年、富山県生まれ。京大大学院社会学博士課程修了。東京大学名誉教授。日本の女性学・ジェンダー研究をリードし続けてきた。認定NPO法人「ウィメンズアクションネットワーク」理事長。著書は『情報生産者になる』『不惑のフェミニズム』など多数。
