11日のラジオは「恋愛と女性人物」というテーマで、恋をして「格」が落ちたと思われる人物とそうではない人物を対比しながら取り上げる予定だ。 『花咲ける青少年』のナジェイラは前者の代表である。彼女は中東の小国ラギネイの王女で、生まれつき予知能力を持つ倣岸不遜な聖少女であった。 しかし、クインザという男に恋をすることによってその力を失い、うろたえることになる。そんな彼女を見たある人物は思う。 これは…驚いたな これが本当にあのナジェイラか ない物ねだりのただの小娘にもどってしまって 心のより所を失った人間というのは脆い物だ 傲慢で神秘的で聖少女から「ない物ねだりのただの小娘」へ。初登場時に比べて、完全に「格」が落ちてしまっている。こういう変化を、ここでは仮に「堕落」と呼ぶことにしよう。 「堕落」の構造にかんしては、かんでさんのブログのコメント欄で巧くまとめている人がいるので、引用させてもらう。
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