シネコン最大手のTOHOシネマズ(東京都千代田区)が来年春から、全国で映画の一般入場料1800円を1500円に引き下げることが19日分かった。学生かどうかにかかわりなく、18歳以上を一般料金とする一方、18歳未満の料金は1000円に統一する。 現在、学生料金は大学高校生1500円、小中学生1000円で、高校生の多くにとっては500円の大幅値下げとなる。 新料金は6県の6施設で試験的に先行実施し、ほかの料金サービスの見直しとあわせて来場者の反応などを検証。ことし春から甲府市と長野県上田市、4月5日から宇都宮市と長崎市、同7日から広島市と鹿児島市で約1年間行った後、全国に拡大する。 現行で1000円のシニア料金(60歳以上)については、6施設での実績を基に、廃止や対象年齢の引き上げを検討する。