Google Cloudは生成AIのGeminiがSharePoint、Googleドライブ、Confluence、JIRA、ServiceNowなどと接続して情報を読み取り、自然言語によるプロンプトに自由に応えてくれる新サービス「Google Agentspace」を発表しました。 Google Agentspaceは企業データを統合する Google CloudはGoogle Agentspaceを、すべての企業データを統合するエージェントと位置づけており、GmailやG……
Googleは、人間がタスクを与えると自律的に実装計画を立ててコードの生成や変更、バグフィクスなどを実行してくれるAIエージェント「Jules」を発表しました。 同社が発表した最新の生成AIモデルであるGemini 2.0が用いられています。 タスクやイシューを与えると、それを起点に自律的なプログラミングを行う生成AIを用いたサービスは、先日正式サービス化されたDevinや、現在テクニカルプレビュー中のGitHub Copilot Workspaceなど、すでに先行しているサービスが存在します。 参考:GitHub、「Copilot Workspace」テクニカルプレビューを開始。ほとんど全ての開発工程をAIで自動化 GoogleもGemini 2.0によって、同様に自律的なプログラミングが可能なレベルのサービスを開発可能になったということでしょう。 Julesが動作する様子 Google
Amazon Web Services(AWS)は、米ラスベガスで開催中のイベント「AWS re:Invent 2024」で、PostgreSQL互換の分散データベース「Amazon Aurora DSQL」のプレビュー公開を発表しました。 Amazon Aurora DSQLは、地理的に離れた複数のリージョンでデータベースが稼働する大規模分散データベースです。 分散処理による高いスケーラビリティ、複数のリージョンによる冗長構成による高可用性の両方を実現するだけでなく、分散データベースにおいてトランザクション処理による強い一貫性を実現する際の弱点とされていたレイテンシの大きさを克服し、小さなレイテンシによる高速性も兼ね備えたPostgreSQL互換のデータベースだと説明されています。 分散データベースの弱点はレイテンシの増大 一般に分散データベースは、複数のデータベースのノードが分散してリ
JavaScriptランタイム「Deno」の開発元であるDeno Landは、米国特許商標庁にオラクルが所有する「JavaScript」の商標登録の取り消しを申請したことを明らかにしました。 JavaScriptはNetscapeがWebブラウザ用に開発したプログラミング言語であることはよく知られていますが、その名称はサン・マイクロシステムズが登録商標として所有し、同社がオラクルに買収されたことで現在はオラクルが所有しています。 Node.jsの作者であり、現在はDenoの作者であるライアン・ダール氏は、これまでに2回、2022年9月と2024年9月にオラクルに対してJavaScriptの商標を手放してほしいと公開書簡で呼びかけていました。 2回目の呼びかけの時には、次のアクションとして米国特許商標庁に取消を申請することを表明しており、今回それが実行されたことになります。 今回Denoが申
マイクロソフト、「Azure Local」発表。低スペックのサーバもAzureのエッジとして利用可能に マイクロソフトは米イリノイ州シカゴで開催中のイベント「Microsoft Ignite 2024」で、低スペックなオンプレミスのサーバでもMicrosoft Azureのエッジとして簡単に設定できる新サービス「Azure Local」を発表しました。 Azure Localにより、オンプレミスのサーバでMicrosoft Azureの高度なセキュリティや可用性などを備えつつ、コンピュート、ストレージ、ネットワーキングやアプリケーションサービスなどを利用できます。 Azure Localは低スペックなマシンで利用できる これまでMicrosoft Azureの機能をオンプレミスなどのエッジロケーションに拡張するものとして、Azure Stack/Azure Stack HCI/Azure
マイクロソフトは米イリノイ州シカゴで開催中のイベント「Microsoft Ignite 2024」で、クラウドPC専用のシンクライアントデバイス「Windows 365 Link」を発表しました。 マイクロソフトは、デスクトップ仮想化の技術を用いてWindows環境を配信する、いわゆるクラウドPCを実現するサービス「Windows 365」を2021年に開始しています。 Windows 365 Linkは、このWindows 365を利用するための専用のデバイスです。 Windows 365 Linkの主なスペック Windows 365 Linkはコンパクトでファンレス。数秒で起動して即座にスリープから復帰して利用を開始できる一方で、ローカルストレージを持たず、アプリケーションもデータもすべてクラウドに保存されるため、非常にセキュアなWindows環境を提供します。 デュアル4Kモニター
[速報]マイクロソフトが「Windows Hotpatch」発表。Windowsを再起動せずセキュリティ更新を実現へ (注:記者向けの事前発表では「Hotpatch in Windows」という名称でしたが、基調講演で「Windows Hotpatch」と紹介されたため、タイトルを含めて記事内容を変更しています) Windows Hotpatchで再起動を年4回に削減 Windows Hotpatchは、Windowsの再起動を必要とせずに重要なセキュリティ更新プログラムを提供できる新機能です。 これによりWindowsでの作業を中断することなくセキュリティ更新プログラムを適用できるだけでなく、セキュリティ更新プログラムが提供された時点から企業が更新プログラムを採用するまでの時間が最大60%短縮されるとしています。 また、システム管理を行うMicrosoft Intuneで、Windows
プログラミングでは、1文字でも打ち間違いがあればエラーの原因になってしまいます。 そこで似たような文字、例えば数字の「1」(いち)とアルファベットの「l」(エル)、数字の「0」(ゼロ)とアルファベットの「O」(オー)などを容易に見分けられるようなフォントを使うことが、ミスを防ぐことにつながります。 コードを表示させたときに整然として見やすく、エディタ上でカーソルを上下に移動させてもカーソル位置が左右にぶれずに表示されるように文字の幅が等幅に揃っていることも必要でしょう。 日本語の場合には、「-」(マイナス記号)と「ー」(音引き)の区別や、コード内に全角空白が紛れ込んだとしてもすぐに見分けられることなどの特徴を備えていることもプログラミングに適したフォントに求められる条件だといえます。 この記事では、そうした特徴を備えたプログラミングに適したフォントをまとめました。 ここで紹介されていない日
[速報]GitHub、自然言語による指示だけでアプリケーションを生成する「GitHub Spark」テクニカルプレビュー公開 GitHubは、日本時間10月30日未明に開幕したイベント「GitHub Universe'24」で、自然言語による指示だけで、パーソナライズされた小規模なアプリケーション(Micro-App)をすぐに生成できる「GitHub Spark」の テクニカルプレビューを発表しました 。 下記はGitHub Sparkのデモとして公開された動画の一部をキャプチャしたものです。 例えばユーザーは、ダッシュボードから「An app for me to log all the cities I've travelled with a review and star rating」(これまで旅行したことのあるすべての都市のレビューと星の数での評価を記録するアプリ)のように、作りた
ミッチェル・ハシモト氏の個人開発によるターミナルエミュレータ「Ghostty 1.0」、12月に正式リリース予定。オープンソースとして公開へ HashiCorpの創業者の一人であるミッチェル・ハシモト氏は、個人のプロジェクトとして開発してきたターミナルエミュレータ「Ghostty」のバージョン1.0を今年(2024年)12月にリリースし、合わせてオープンソースとして公開することを明らかにしました。 ハシモト氏は2023年12月にHashiCorpを退職。その後、個人プロジェクトとしてターミナルエミュレータの開発をしていることをX/Twitterなどで以前から発信していました。 これは2023年5月のポストです。「ここ数年、なんとなく自分用のターミナルエミュレーターを作っていた。過去18カ月、これを自分だけのターミナルとしてフルタイムで使っている」と書いていることから分かるとおり、Hashi
スタンドアロンなWebAssemblyランタイム「Wasmer」の開発元であるWasmer社は最新のWasmer 4.4の新機能として、C言語をWebAssemblyにコンパイルし、WebAssembly環境でそのまま実行可能する機能を発表しました。 下記はWasmer社が用意した、Webブラウザ上にWebAssemblyでBash環境を構築する「wasmer.sh」のコマンドラインから、wasmerによりC言語をコンパイルしてWebAssemblyモジュールを生成し、実行する操作を筆者のWindowsマシンで実際に試したところです(赤線は筆者による)。 Webブラウザ上でC言語をWebAssemblyにコンパイルし、そのままWebAssembly環境上で実行できています。 合わせて登場したJavaScript SDKによってNode.jsやBunなどのサーバサイドのWebAssembly
Firefox、WebAssemblyのコンパイル処理が75倍速に。SpiderMonkeyのJITコンパイラ改善で FirefoxのJavaScriptエンジンでありWebAssemblyの実行エンジンでもある「SpiderMonkey」の開発チームは、WebAssemblyのコンパイル処理を従来よりも最大で75倍高速にする改善を行ったことを、ブログ「75x faster: optimizing the Ion compiler backend | SpiderMonkey JavaScript/WebAssembly Engine」で明らかにしました。 二段目のコンパイラがメモリを使いすぎている この性能改善のきっかけは、マイクロソフトがオープンソースで公開している機械学習ライブラリ「ONNX Runtime」のWebAssembly版をSpiderMonekyで実行した際に、最適化の
Google Cloud「Gemini Code Assist Enterprise」提供開始。GitHubのリポジトリからコード読み込んでカスタマイズ可能 同社は今年(2024年)4月に一般向けのコーディング支援AIサービス「Gemini Code Assist」を発表しています。 Gemini Code AssistはVisual Studio Code、IntelliJ、PyCharmなどのコードエディタやIDE、そしてCloud Shell EditorやCloud WorkstationsなどのGoogleのサービスで利用可能。 C、C++、Go、Java、JavaScript、Pythonなど 20 以上のプログラミング言語をサポート。書きかけのコードの補完やチャットによるコードの生成、コードの説明、単体テストの生成などの機能が備わっています。 また、ITエンジニア向けのQ&A
Webブラウザ上のWASM版PostgreSQLをサーバとし、PostgreSQLクライアントから接続可能になる「dabase.build:Live Share」、Supabaseが発表 PostgreSQLをベースにしたBaaS(Backend as a Service)の「Supabase」を開発し提供しているSupabase社は、Webブラウザ上で実行中のWebAssembly版PostgreSQLをサーバとし、別のマシンからPostgreSQLのクライアントで接続できる新機能「dabase.build:Live Share」を発表しました。 Supabaseは今年(2024年)8月、Webブラウザ上でWebAssembly版PostgreSQLの「PGLite」を実行するサービス「database.build」(旧称:Postgres.new)の提供を開始しました。 これによりWe
AWS、コンソールの操作をコードに変換してくれる「AWS Console-to-Code」正式リリース Amazon Web Services(AWS)は、AWSコンソールでの操作をコードに変換してくれる「AWS Console-to-Code」の正式リリースを発表しました。 AWSコンソールの操作をコードに変換 AWS Console-to-Codeを利用することでAWSコンソールで操作した内容を記録し、コマンドラインで実行できるコードを生成してくれます。さらに生成AIのAmazon Qによって数クリックで AWS CloudFormationのテンプレートやAWS Cloud Development Kit(AWS CDK)を用いたTypeScriptやPython、Javaコードも生成されます。 これによりAWSコンソールでの操作を保存しておいて確実に再現できるだけでなく、コードをカ
Electron代替を目指す「Tauri 2.0」正式版に到達。デスクトップアプリとモバイルアプリ開発の両方に対応 Electronの代替を目指すRust製の軽量なアプリケーションフレームワーク「Tauri」の開発チームは、「Tauri 2.0」正式版の公開を発表しました。 Tauri 2.0 Stable. Out now. Read more:https://t.co/wbxWxFpUCj — Tauri (@TauriApps) October 2, 2024 Web技術を用いてアプリケーションを開発できるフレームワークとしては、Elecronが代表的な存在です。 ElectronはChromiumとNode.jsを用いている一方、Tauriは実行環境のOSが備えるWebViewを用い、Rustでバックエンドを記述することで、ChromiumもNode.jsも組み込むことなく軽量なフ
システム構成図、ER図、フローチャートなどを描くときに無料で使える作図ツールやドローイングツールまとめ。2024 システムを開発する際には、インフラを構築するためのシステム構成図やアプリケーションの仕様を検討するためのさまざまなUML関連のダイアグラム、フローチャートやデータベース設計におけるER図など、さまざまな作図をする場面があります。 これらの作図作業を支援してくれるツールは多数存在しますが、ここでは無料で使えるツール、あるいは無料プランが利用できる有料サービスなどをまとめました。 draw.io 無料で利用できるドローイングツールの代表的な存在がdraw.ioでしょう。ユーザー登録すら不要ですぐに使い始めることができて、作図したデータはGoogle DriveやOneDrive、Dropbox、GitHubやGitLab、ローカルデイバイスなどに保存できます。 GitHubにサーバ
DHH氏がRails 8の新機能を解説。Redisなど不要になり、SQLite対応でよりシンプルな構成に。Rails World 2024 9月26日と27日の2日間、カナダのトロントで開催されたRails World 2024の基調講演で、Ruby on Rails(以下Rails)の作者であるDHH(David Heinemeier Hansson)氏が「Rails 8」の主な新機能を紹介しました。 The #RailsWorld 2024 Opening Keynote with @dhh is now online. Rails 8 beta shipped with Authentication, Propshaft, Solid Cache, Solid Queue, Solid Cable, Kamal 2.0, and Thruster. #NoPaaS needed in
WebAssemblyをコンテナイメージとし、コンテナレジストリなどで配布可能にする「Wasm OCI Artifact layout」仕様が登場 WebAssemblyコンポーネントをコンテナイメージとしてDockerレジストリなどで配布可能にする「Wasm OCI Artifact layout」が、「WASI 0.2.1」仕様の一部として公開されました。WASIを推進するBytecode Allianceが発表しました。 WASI(WebAssembly System Interface)は、WebAssemblyをWebブラウザだけでなくサーバサイド上のランタイムなどでも実行可能にする仕様で、W3CのWASIサブグループ(WASISG)が策定しています。 コンポーネントモデルを備えたWASI 0.2が登場 WebAssemblyはもともとWebブラウザ上で高速に実行可能なバイナリフ
Auth0の無料プランが拡大。月間2万5000アクティブユーザーまで、独自ドメイン、パスキーによるパスワードレス対応も 認証プラットフォームを提供するOkta社は、Auth0の無料プランを拡大したと発表しました。 Auth0は、認証や認可にかかわる機能がクラウドサービスとして提供されており、SDKを用いてWebアプリケーションやモバイルアプリケーション、デスクトップアプリケーションなどに組み込むことで、通常のログイン名とパスワードを用いた認証はもちろん、Active DirectoryやGoogle Workspaceなどとの接続、Facebookなどを用いたソーシャルログイン、パスキーによるログインなどを簡単に実現します。 また、不正ログインに対する防御機能なども備えています。 無料プランで月間2万5000アクティブユーザーまで対応 これまでの無料プランは、最大で月間7500アクティブユ
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