発展途上国の至る所で見られる2サイクルのスクーターは、局所的な大気汚染の大きな原因の1つになっていると指摘する研究論文が、13日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。 論文を発表したスイスのポール・シェラー研究所(Paul Scherrer Institute)などの研究チームによると、ガソリンとオイルを混ぜた燃料で走る2サイクルスクーターは、消費される燃料を同等の割合で換算した場合、排出される微小粒子や有毒ガスの量は、大型トラックやバスの数十倍から数千倍に相当するという。 タイ・バンコク(Bangkok)などの深刻な大気汚染に悩まされている都市では、このような「重大な大気汚染源」の大集団が、沿道排ガスの最大の単一排出源になっている可能性があると、研究チームは論文で述べている。 論文は、「自動車やトラック、特にディーゼル
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