10月29日 開催 デル株式会社は29日、都内で記者会見を開催し、米Dellの会長兼CEO マイケル・デル氏が新たなグローバル戦略「ITのシンプル化」を説明した。 同氏はまず、Dellの創業から23年にわたる成長に触れるとともに、アジア、特に日本での成長をアピール。日本では15年で30億ドルのビジネス規模になり、外資系PCメーカーでは最大の市場シェアを獲得。ビックカメラやソフマップなど販売店への進出も合わせ、「この成果は日本のチームを率いたジム・メリットと社員の頑張りのおかげである」と称えた。 次いで、ネットワーク上のデータ量や接続デバイスの数が急激に増加していくことを示し、それに応じてアジア市場が成長していくと予測。日本ではITへの投資がもっとも高いレベルに到達していくという。しかし、その内訳は7割がメンテナンス費用などに割かれ、企業の生産性を向上させる投資にはならないとも指摘する。 I