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ブックマーク / deeeet.com (39)

  • Service meshとは何か

    Microservicesの世界においてService meshは大きなキーワードになった.KubeCon 2017やKubeCon 2018 EUにおいても多くのセッションをService mesh(もしくはその代表格であるIstio)が占めており注目の高さも伺える.もちろんMicroservicesを進めるMercariにおいても導入を検討しており今後重要なコンポーネントの1つになると考えている.記事ではそもそもなぜService meshという考え方が登場したのか,なぜ重要なのか? その実装としてのIstioとは何で何ができるのか? について簡単にまとめてみる. 参考文献 Service meshを一番理想的な形でサービスに使い始めその考え方を広めたのはLyftだ(と思う).LyftはIstioのコアのコンポーネントであるEnvoyを開発しそれを用いてService meshを構築

  • Kubernetes上でgRPCサービスを動かす

    Kubernetes上でgRPCサービスを動かすことが多くなってきている.が適切にロードバランスをする,リクエストを落とさずサービスをデプロイするためにいくつか注意することがあるので簡単にまとめておく. 以下の2つを意識する. Kubernetes ServiceはL4のLoad balancer(LB)であること gRPCはコネクションを使いまわすこと KubernetesのPodは死んだり作られたりを繰り返す.KubernetesのPodにはそれぞれ内部IPがアサインされるが,このIPはPodが新しく作成される度に変わる.IPが変わってもPodにアクセスするためにKubernetesではServiceをつくる.ServiceはPodを抽象化しVirtual IP(VIP)を提供する.VIPを使うことでPodのIPが変わってもPodにアクセスすることができる. VIPはNetwork i

  • GolangでAmazon EchoのSmart Home Skillを書く

    Amazon Echo(以下Alexa)はAmazonが開発・販売している音声アシスタント+Bluetoothスマートスピーカーである.音楽を流す,今日の天気やニュースを聞く,Googleカレンダーの予定を聞く,TODOを追加する,家電を操作するなどなど… といった多くのことを全て音声を通じて実行することができる(こちらの動画がわかりやすい). 現時点(2016年8月)では音声認識英語のみで対応地域もUSのみとなっている(例えば天気を聞くと地域を指定しない限りUSの天気が返ってくる).また連携できるサービスも日で使えるものは少ない.ただ発表当時から「これは完全に買いだ」と思っており先日GopherCon2016で渡米したときにいきおいで購入した(自分は音声アシスタントはSiriなどのスマートフォンに搭載されているものよりも据え置き型のものに未来を感じている.実は大学院では会話ロボットの

    python_spameggs
    python_spameggs 2016/08/30
    上陸待ち
  • Go言語とHTTP2

    http2 in Go 1.6; dotGo 2015 - Google スライド 2015年の5月にRFCが出たばかりのHTTP2が2016年の2月にリリース予定のGo1.6で早くも利用可能になることになっている.HTTP2の勉強も兼ねてGo言語におけるHTTP2実装を追ってみる. 以下ではまず実際にHTTP2サーバを動かしChromeで接続してみる.次に現状コードがどのように管理されているかを追う.最後に実際にコードを動かしながらHTTP2の各種機能を追う.なお参照するコードはすべて以下のバージョンを利用している(まだWIPなのでコードなどは今後変わる可能性があるので注意). HTTP2とは? HTTP/2に関してはスライドやブログ記事,Podcastなど非常に豊富な情報がインターネット上に存在する.そもそもHTTP2とは何か?なぜ必要なのか?などを理解したい場合は参考に挙げた記事など

  • Go言語と暗号技術(AESからTLS)

    最近マスタリングTCP/IP SSL/TLS編や暗号技術入門を読んでいた.理解を深めるためにGo言語で標準のcryptoパッケージを触り/実装を読みながら読んだ. cryptoパッケージは他の標準パッケージと同様に素晴らしい.Go言語にはどのような暗号化手法が実装されているのか実例を含めてざっとまとめる.なお文に書ききれなかったものを含め全ての実装例はtcnksm/go-cryptoにある. 共通鍵暗号 まずは共通鍵暗号をみる.共通鍵暗号は暗号化と復号化に同じ鍵を用いる暗号化方式である.共通鍵暗号はブロック暗号とストリーム暗号の2種類に分けることができる.ブロック暗号は特定の長さ単位で暗号化を行う方式であり,ストリーム暗号はデータの流れを順次処理していく方式である. Go言語にはブロック暗号としてDES(Data Encryption Standard),DESを繰り返すtriple-D

  • Content Addressable DockerイメージとRegistry2.0

    Content Addressable DockerイメージとRegistry2.0 Docker 1.6: Engine & Orchestration Updates, Registry 2.0, & Windows Client Preview | Docker Blog Docker1.6が出た.コンテナやイメージのラベリング(RancherOSの“Adding Label Support to Docker 1.6”がわかりやすい)や,Logging Driversといった新機能が追加された.今回のリリースで自分的に嬉しいのはDockerイメージがContent-addressableになったこと(#11109). 今までDocker Regitryを介したイメージのやりとりはイメージの名前とタグ(e.g., tcnksm/golang:1.2)しか使うことができなかった.タグは

    python_spameggs
    python_spameggs 2015/04/23
    ありがたい。
  • Go言語のツールが最新バージョンであるかをユーザに伝えるためのgo-latestというパッケージをつくった

    Go言語のツールが最新バージョンであるかをユーザに伝えるためのgo-latestというパッケージをつくった tcnksm/go-latest Webアプリケーションとは異なり,コマンドラインツールやモバイルアプリはバージョンアップがユーザに委ねられる.そのため一度リリースしてしまうとバージョンアップをしてもらうのが難しくなる(バグを含めてしまった場合にロールバックもできない cf. “Mobile First Development at COOKPAD #deploygate”).とにかくしっかりテストをしてそもそもバクを含めないというのも大切だが,完璧なソフトウェアは存在しないので,アップデートは常に必要になる. モバイルアプリとは異なり,Go言語でツールを書いきバイナリとして配布した場合は,最新のバージョンがすでに存在していることをユーザに伝える仕組みはそもそもない.ので,最新のバー

  • Dockerの諸問題とRocket登場の経緯

    2014年の後半あたりからDockerDocker Inc.への批判を多く見かけるようになった(もちろんもともと懸念や嫌悪を表明するひとはいた).それを象徴する出来事としてCoreOSチームによる新しいコンテナのRuntimeであるRocketのリリースと,オープンなアプリケーションコンテナの仕様の策定を目指したApp Containerプロジェクトの開始があった. CoreOS is building a container runtime, Rocket 批判は,セキュリティであったり,ドキュメントされていない謎の仕様やバグだったり,コミュニティの運営だったり,と多方面にわたる.これらは具体的にどういうことなのか?なぜRocketが必要なのか?は具体的に整理されていないと思う.これらは,今後コンテナ技術を使っていく上で,オーケストレーションとかと同じくらい重要な部分だと思うので,ここ

  • Docker 1.5の変更点

    Docker 1.5の変更点 Docker 1.5.0-rc1 Docker 1.5: IPv6 support, read-only containers, stats, “named Dockerfiles” and more | Docker Blog Docker 1.5が出た.IPv6のサポートやstatsコマンドによるコンテナのメトリクス表示などが追加された.ユーザ的に一番嬉しいのはDockerfileの名前を自由に決められるようになったことだろうと思う. 今までDockerfileはDockefileという名前しか受け付けなかった,というかまともに動かなかった.やりようはあって,標準入力からぶっ込むことはできた.例えばbaseとう名前のDockerfileを作って以下のようにbuildを実行することができた. $ docker build -t tcnksm/test - <

  • "Orchesrating Docker"という本をレビューした

    "Orchesrating Docker"というをレビューした Orchestrating Docker | Packt Orchestrating Docker: Amazon.com: Books Packt Publishingから1月22日に出版された“Orchestrating Docker”というにレビュアーとして参加した.の中身は,Dockerの基礎とCoreOSやdokkuといった周辺ツールをサンプルコードとともに幅広く紹介するという内容になっている.日技術界隈では見かけなかった話題もちょくちょく含まれていて面白い. 英語をレビュー依頼を受けるのはよくあるらしいが,実際にやったひとの話は見かけないので簡単にどんな感じだったかを簡単に書いておく. 経緯 9月あたりにPacktの編集者からDockerのレビューに興味がないかとメールが届いた.日人の自分が選ばれ

    python_spameggs
    python_spameggs 2015/01/27
    面白い。
  • DockerHubのAutomated Buildsをフックして最新のDockerコンテナをデプロイする

    DockerHubのAutomated Buildsをフックして最新のDockerコンテナをデプロイする DockerHubのAutomated Buildsは,GithubやBitbucketへのgit pushをフックしてレポジトリ内のDockerfileを元にDockerイメージをビルドする機能である. イメージを使う側からすれば,それがどのようなDockfileから作られているか可視化され,常に新しいイメージがあることが保証されるので安心感がある.イメージを提供する側からすればDockerfileを更新してgit pushすれば自動でビルドしてくれくれるので楽という利点がある.そのためDockerHubにイメージを上げる場合は,docker pushを使うことはほとんどなくてこのAutomated Buildsを使うのが普通である. このAutomated BuildsはWeb h

  • Dockerコンテナ接続パターン (2014年冬)

    記事はDocker Advent Calendar 2014の1日目の記事です. Dockerによるコンテナ化はリソース隔離として素晴らしい技術である.しかし,通常は1つのコンテナに全ての機能を詰め込むようなことはしない.マイクロサービス的にコンテナごとに役割を分け,それらを接続し,協調させ,全体として1つのサービスを作り上げるのが通常の使い方になっている. コンテナ同士の接続と言っても,シングルホスト内ではどうするのか,マルチホストになったときにどうするのかなど様々なパターンが考えられる.Dockerが注目された2014年だけでも,とても多くの手法や考え方が登場している. 僕の観測範囲で全てを追いきれているかは分からないが,現状見られるDockerコンテナの接続パターンを実例と共にまとめておく. なお今回利用するコードは全て以下のレポジトリをcloneして自分で試せるようになっている.

    python_spameggs
    python_spameggs 2014/12/01
    なるほど。“Kuber­netesとCo­reOSであるなーと思う.他にもいろいろツールは出てるが,ガチで使うならこの2つに任せた!”
  • PaaSエンジニアになった

    今まではモバイルアプリ向けのAPIの開発に携わりつつ,CIやデプロイ自動化といったDeveloper Productivity的なことをメインとしていたが,PaaSチームにジョインした.後に自分がどういうことを考えて舵を取ったかを見返すために簡単に今思っていることを綴ってみる. PaaSという選択 “実践Heroku入門”の’はじめに’にしつこく書かれているようにPaaSの大きな目標は「アプリケーション開発者の効率を最大化」することにある.もともとDeveloper Productivity的なことが好きでいろいろやってきたが,その究極的な形がPaaSではないかと思う. PaaSといってもプライベートPaaSだが,素晴らしいアイディアがあり,それを簡単にリリースでき,かつスケールもできる,そういうプラットフォームを社内にもっているのは大きな強みになると思う.どうすれば開発者にとって使いやす

  • boot2dockerでのVolume問題が解決しそう

    boot2dockerでのVolume問題が解決しそう (追記)Docker 1.3がリリースされた.boot2dockerはデフォルトでVirtualBox Guest Additionsをサポートし,boot2docker-cliはinitのときにホストのディレクトリをboot2docker-vm上にマウントするようになった(Docker 1.3: signed images, process injection, security options, Mac shared directories | Docker Blog). TL;DR OSXWindowsでboot2dockerを使う場合に特別な操作をしなくても-vオプション(Volume)が使えるようになる. 背景 OSXWindowsでboot2dockerを使うひとが最も不満に感じるのは-vオプション(Volume)が使

    python_spameggs
    python_spameggs 2014/10/08
    Volumeが使えるようになるのか
  • 認証付きのDocker Private registryを立てる

    認証付きのDocker Private registryを立てる DockerHub(Public registry)を使えない場合は,Private Registryを立てる必要がある.DockerはPrivate registry用のDockerイメージを提供しているため,コンテナを立てるだけですぐに使い始めることができる. $ docker run -p 5000:5000 registry $ docker push docker-private.com:5000/test-image:latest ただ,これだとURLを知っていれば誰でも好きにイメージをpushできてしまうので,認証を行う必要がある.認証には,Dockerクライアント(docker login)が対応しているBasic認証を利用する.Docker registryには認証機構がないため,nginxやApacheを

  • DockerHub公式の言語Stack

    DockerHub公式の言語Stack DockerHub Official Repos: Announcing Language Stacks | Docker Blog DockerHubには公式のレポジトリがある.そこにはUbuntuやCentos,MySQLやPostgres,MongoといったDockerイメージがコミュニティーベースで,つまりより汎用的に使える形で開発され集められており,ベースイメージとして簡単に使えるようになっている. 今までは,OSのディストリビューションや,Webサーバ,DBなどがメインだったが,公式として各種プログラミング言語のベースイメージも公開された.現状(2014年9月時点)では,c/c++(gcc),clojure,golang,hylang,java,node,perlPHPpythonrailsrubyがある. 特徴 この公式の言語s

  • Dockerの再起動オプション

    Dockerの再起動オプション Announcing Docker 1.2.0 | Docker Blog v1.2でもいくつかの面白い機能が追加された.例えば,今まで--privilegedオプションを使うと全権限を与えてしまっていたが--cap-addや--cap-dropオプションでそれを制限できるようになったり,–deviceオプションで利用したいデバイスを指定できたり,コンテナ起動時に/etc/hostsを編集できたり…など. 中でも再起動オプションが良さげなので,実際に触ってみた.docker runを実行するときに--restartオプションに以下を指定するとコンテナの再起動の挙動を変更できる: no - 再起動しない(デフォルト) on-failure - 終了ステータスがnon-zeroの場合に再起動する on-failure:X - 終了ステータスがnon-zeroの場

  • 好きなPodcast

    twitterでちょっとつぶやいてたけど,最近自分がよく聴いてるPodcastをまとめてみる.Tech系以外もすこし混じってる.他にオススメあれば教えてください. 日語 Rebuild - Podcast by Tatsuhiko Miyagawa - Podcastを聴くという習慣はここから始まった.大学院生のころからずっと聴いてる.Liveもできる限り聴いてる.大ファン.取り上げる技術もすごい尖っていて面白い.全エピソード好きだけど,敢えてあげるなら,“3: MessagePack”,“14: DevOps with Docker, chef and serverspec”,“27: Dragon Quest, Docker and AngularJS”,“35: You Don’t Need API Version 2”, “37: N Factor Auth”,“42: When

    python_spameggs
    python_spameggs 2014/08/06
    バナナムーンばっかり聞いているから参考になる。
  • libswarmの現状と将来 | SOTA

    libswarmの現状と将来 DockerCon14で新たに発表されたDockerによる新しいOSSであるlibswarmをざっと触ってみたので,現状何ができて,将来的にどういったことができそうになるかを簡単にまとめておく. TL;DR libswarmを使うと複数ホストやサービス(自社サーバー,DigitalOcean,Amazon EC2,Orchardなど)に存在するDockerコンテナを,1つのホストに存在しているかのように扱うことができるようになる.Dockerホストを抽象化したのに対して,libswarmは複数ホストを抽象化する. libswarmを使ったswarmdコマンドを使って,UNIXのパイプのように複数ホストやサービスを連鎖的につなげる. デモ libswarmで何ができるのかは,DockerCon14でのデモ動画“Orchard + libswarm demo f

  • Dockerコンテナのおもしろい名前

    Dockerコンテナのおもしろい名前 Dockerコンテナを立ち上げるときに,--nameオプションで名前を指定しないと勝手に名前がつけられる. $ docker run -d dockerfile/nginx $ docker ps CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES 1f29f753eaf6 dockerfile/nginx:latest nginx 2 days ago Up 11 hours 80/tcp, 443/tcp elegant_feynma 例えば,上ではelegant_feynmaという名前がつけられている. で,これどうやってやってるのかなーと思ってソースを眺めていると,docker/pkg/namesgeneratorというパッケージが名前を生成していた. 名前の生成方法はとても単純で,49個

    python_spameggs
    python_spameggs 2014/07/15
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