総務省統計局によると現在の日本の総人口(2007年10月1日現在)は1億2777万人、前年に比べ2000人増とほぼ横ばいの状態となっている。しかし出生児数110万1000人に対し、死亡者数は110万3000人と2000人の減少となり、人口減少社会に突入したといわれている。今後も少子高齢化が進み、人口減少が予想されているが、供養ビジネスの現状はどうなっているのだろうか? 供養ビジネスとは葬儀サービスの提供や墓地霊園、仏壇の販売などを指す。死亡者数は増加しているものの、供養ビジネス大手5社(はせがわ、燦ホールディングス、サン・ライフ、平安レイサービス、ニチリョク)の業績は伸び悩んでおり、サン・ライフを除き、いずれも2006年度の売り上げは対前年比でマイナス。この背景には「核家族化や宗教離れといった阻害要因が大きな壁になっている」とデルタ・アイ・ディ総合研究所は分析している。 供養ビジネスの成長
