コロナ前に営業売り上げでJリーグ史上最高を記録したヴィッセル神戸が114億円ですから、コロナの影響にも関わらず、約10倍もの差があるのが現状です。 では、欧州サッカーは、日本スポーツビジネスには手の届かないところにあるのでしょうか。必ずしもそうとは言えません。日本国内のスポーツビジネスの売上規模において、日本トップは「プロ野球」とされています。記事では2回に分けて、プロ野球のビジネスモデルについて考察します。 アジアスポーツ史上最高の売り上げを稼ぐ「福岡ソフトバンクホークス」 プロ野球球団の中でも、断トツの売り上げを誇るのが、パ・リーグの常勝軍団「福岡ソフトバンクホークス」(以下ソフトバンク)です。スタジアム内(野球の成績)でも、スタジアム外(スポーツビジネス=売上規模)でも、群を抜いています。