「多重下請け構造は悪い」、これは世間的にだいぶ浸透してきた考えだと思います。しかし、プログラマは 多重下請けのコードを気づかぬうちに書いてしまうことが多々あります。 なんなら皆さんもついウッカリやってしまっているでしょう。 当然ながらコードベースでも多重下請けは良くありません。今回の記事では、多重下請けコードとは何か、その問題点、回避方法を解説します。 多重下請け構造になってるコードとは? 多重下請け構造になってるコードとは、タスクをたらい回しにしているコードです。 たとえばECサイトで注文するシーンを考えてみます。サーバーの実装はこんな感じです。 def 注文API(): 注文処理(price) 集計DBにログを送る() def 注文処理(price): 決済する(price) 履歴に保存する() def 決済する(price): if キャンペーン期間中だったら: 支払う(price