前回、IPCCのWG3の報告書に基づいて、ディーゼル、ハイブリッド技術が温暖化対策に使われたとして、果たしてそれは見合うのは、という議論をした。 その結果、もともと燃費の良い小さな車をディーゼル・ハイブリッドにするよりも、もともと燃費の悪い大きな車を改善する方がコスト的にも見合うという当たり前の結論を提示することになった。だから、トヨタもレクサスハイブリッドなのだろう。 今回は、それ以外の対策を議論することになる。主として、燃料転換と飛行機。 C先生:車による温室効果ガスの排出は、現状でも総量の23%。今後経済的な成長が続くと、車の台数は増加の一途をたどる可能性が高い。したがって、輸送を議論することは、極めて重要。 A君:車の台数ですが、様々な予測があるものの、2050年には、現在の3倍である20億台を超すのでは、というものも有ります。前回のIPCCのWG3の報告書では、図5.5というもの