高速道路を時速4キロで走行していた車が一転、急加速をして前の車に「あおり運転」を始めました。 非常に遅いスピードで走る白の乗用車。道路は空いていて、前を走る車はいません。先月27日、鹿児島県の南九州自動車道で撮影された映像です。現場の法定速度は時速70キロですが、メーターは時速4キロと人が歩くほどのスピードです。しびれを切らした後続車が路肩から追い抜いたところ、急加速してあおり運転を始めました。通報を受けた警察がその後、この車を止めて事情を聴いたということです。この5日後の元日にも同じナンバーの車があおり運転をしている様子が撮影されていました。警察は処罰の内容を明らかにしていませんが、最低速度を下回る違反での摘発は過去5年間、なかったということです。危険な迷惑運転に遭遇した場合はむやみに応じず、110番通報をするよう呼び掛けています。