大変おもしろいです。富士フイルムさんを見ていると、新しいことを腰を据えてきちんと事業の柱にするにはやはり10年単位で時間がかかるものだということを思わされます。2020年のことなんて考えていても知れている部分が多くて、本当にジャンプするならば2030年かそれより先のことを考えなければならないと思わされます。2000年過ぎの富士フイルムがやってきたのはそういうことなのでしょう。 化粧品も再生医療も、デジカメが出てきてフィルムが売れなくなった頃から種を蒔いてきています。特に再生医療は手広く買収を続け、時には何でこの会社?と思うようなものもありながら、後でヒットを決めたりしています。 個人的には、ここまで粘り強く続けられたのはやはり「やりたい」の力だったのだろうなと思います。NPでよく言われる、チャンスは準備した人にしかやってこない、というやつです。もちろんその時間感を許すだけの体力があったこと