青森県黒石市の祭り「黒石よされ」の写真コンテストを主催した実行委員会は19日、いじめ被害を訴えて8月に自殺した青森市の中学2年葛西りまさん(13)が被写体となった作品に、最高賞の市長賞を贈ると発表した。内定していた賞授与を撤回したことに批判が高まり、方針を転換した。 記者会見した黒石市の高樋憲市長は、一連の対応について「ご遺族に深くおわび申し上げたい」と謝罪した。 写真は、りまさんが8月15日、笑顔で踊りを披露している姿を青森市の男性が捉えた。実行委は遺族の了解を得た上で市長賞に内定したが、今月17日の発表直前になって授与を取りやめた。
