空き時間のある主婦やシニア層に調査員になってもらい、不動産などの地域情報を「足で稼いで」記録して企業に有償で提供するサービスを、大阪市のIT企業「Review(リビュー)」が始めた。調査員が徒歩や自転車で街を回り、空き地や駐車場、更地、新規物件、求人張り紙などの最新情報を収集して盛り込んだビジネスマップ「macci(マッチ)」として10月から法人向けに提供中だ。人手不足の中で、同社はフルタイムでは働けない人たちをITを活用して貴重な働き手として戦力化し、ネットでは検索できない高精度な情報のデータベースの全国展開を目指している。 「マッチ」は、ネットの地図サイトでは載っていない「直近3カ月以内」の写真付き最新情報をパソコンやスマートフォンで閲覧できる。住所のほか、会社情報、連絡先、現地写真などで、不動産業界や通信会社、求人会社などに有料で使ってもらう。「存在する道を全網羅すること」を調査員に
