キャリアCommon balcony of an old public housing complex in Tokyo. 黒坂岳央です。 国土交通省の調査で衝撃的な事実が明らかになった。東京で働く中間層の実質手取りはなんと、全国最下位位なのである。これは信じがたい話である。 「仕事とチャンスを求めて東京で!」という人は大変多いが、戦略的に上京しなければかえって地方にいる時より生活は貧しくなってしまう。特に今は円安やインフレトレンドが継続しており、今から10年前とはあらゆる環境が変化してしまったと考えるべきだろう。 手取り所得が最低の東京都 同調査によると、次のようにまとめられている。 東京都の可処分所得は全世帯平均では全国3位だが、中央世帯(※2)の平均は12位。 一方で中央世帯の基礎支出(※3に示す食・住関連の支出を言う。)は最も高いため、可処分所得と基礎支出との差額は42位。 更に費
