ロシアのリベラル紙ノーバヤ・ガゼータは28日、ウクライナ侵攻が終了するまで新聞の発行とウェブサイトでの記事配信を停止すると発表した。同紙は露通信規制当局から2回目の法律違反の警告を受けたためだと説明。強制解散に追い込まれるのを避けるためだとみられる。 プーチン政権の強権体質を批判してきた同紙は昨年、ムラトフ編集長がノーベル平和賞を受賞。「ロシア言論の最後のとりで」とも呼ばれてきた。今月初旬には、ウクライナ侵攻を批判的に伝えたリベラル派ラジオ局「エホ・モスクブイ」やテレビ局「ドシチ」も政権側の圧力で活動を停止。同紙の活動停止でロシアの言論の自由はさらに危機に直面することになる。 同紙によると、2回の警告の内容について当局から説明を受けておらず、該当する記事は不明だという。インタファクス通信によると、当局は22日にも同紙に対し、スパイと同義である「外国の代理人」に指定された団体について記事で言
