任天堂がスマートフォン(多機能携帯電話)向けソフトを自社のゲーム機で遊べるようにするなどし、業績のV字回復を目指していることが4日、分かった。ソフト開発会社に業務用の変換ソフトを提供、勢いのあるスマホのゲームを取り込む。ゲーム機の販売増につなげ、2014年3月期に本業のもうけを示す連結営業利益を黒字化する目標の実現を確実にする。 任天堂が12年11月から、世界で順次発売した据え置き型ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」が対象。開発会社が変換ソフトを使えば、スマホで人気のゲームを「Wii U」向けに仕立て直す負担が減る。
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