沖縄県の石垣市と与那国町で来年度から4年間使う中学校教科書を選ぶ教科用図書八重山地区採択協議会は15日までに、公民分野で「日本文教出版」の教科書を選定した。2011年から使っていた育鵬社の公民教科書の採用は取りやめる。
沖縄県の石垣市と与那国町で来年度から4年間使う中学校教科書を選ぶ教科用図書八重山地区採択協議会は15日までに、公民分野で「日本文教出版」の教科書を選定した。2011年から使っていた育鵬社の公民教科書の採用は取りやめる。
大阪府の国立民族学博物館(民博)が、館内で保管する沖縄由来の厨子甕(ずしがめ)や骨つぼ計15件について本来所有すべき祭祀(さいし)承継者を探し出し、返還するガイドラインを定めたことが分かった。県内の墓から研究目的で持ち出した琉球人遺骨を巡り、子孫らの返還要求を拒否した京都大とは対照的な対応となる。琉球大の波平恒男名誉教授は「関係者の同意を得ずに取得した人骨や副葬品の返還は世界的な潮流。国内の博物館などでも本来の所有者を探し、返還する動きが広がってほしい」と期待を寄せた。(社会部・知念豊) 民博が4月に施行したガイドラインでは、返還申請者が正当な権利を持つ祭祀承継者と確認できた場合、返還に同意すると定めた。既に厨子甕などに書かれた氏名などの情報を基に調査に着手し、これまでに厨子甕1点の祭祀承継者と考えられる人物を特定した。他の厨子甕などについても調査を継続する方針だ。 民博が保管しているのは
防衛省が27日公表した特別防衛観察の中間報告には、現役の潜水艦乗艦経験者約2500人に実施した無記名アンケートの結果が含まれる。乗員や元乗員は川崎重工側から家電製品、ゲーム機、腕時計、艦名入りのおそろいのTシャツなどを受け取り、酒食の接待を受けていたことがわかっている。 しかし、アンケート結果をみると、私的に使用する物品の提供を「ある」「見聞きしたことがある」との回答は84人(約3%)に過ぎなかった。飲食や娯楽を共にした経験が「ある」とした者は 333人(約13%)で、このうち費用負担について「わからない」が50人(約15%)だった。飲食を共にして「金を払ったか覚えていない」はないだろう。 このほか、公費で賄うべき業務に必要な物品の提供も無償で川崎重工側から受けていたことが判明しているが、私物を受け取ったり、飲食を共にしたりした人数がこの程度で川崎重工が6年間で17億円もの裏金を使うはずが
いつかは大当たり-。宝くじの2021年度1人当たり購入額が沖縄県は9933円で、3年連続で全国トップだった。以前からトップ3入りの常連で宝くじ人気は高いが、県も販売事務を担うみずほ銀行も理由がはっきりせず、首をかしげる。高額当せんの経験者は「外れても楽しい」魅力に引かれ買い続けている。 元々人気は高いが… 沖縄の1人当たり購入額は、2位高知県の8950円を千円近く突き放して断トツだ。宝くじを発売する都道府県と政令指定都市の計67自治体の平均6429円の1・5倍に当たる。売り上げ自体も14位と上位にいる。 県財政課は「コロナ禍の巣ごもりで、外出より宝くじを買ったのかもしれない」と推測する。21年度の販売実績は147億円で、感染拡大が本格化する前の19年度から14億円増えた。 ただ、コロナ前も右肩上がりではあった。1人当たり購入額は18年度が全国2位。10年代前半に続いた3位から順位を上げた。
沖縄戦で焼失したと伝えられていた那覇市首里真和志町の獅子頭が、米兵に戦利品として持ち去られ、現存している可能性があることが12日までに分かった。地元真和志町の“定説”を覆したのは、同町獅子舞保存会のメンバーで沖縄高専1年生の目黒仁士(じんと)さん(16)。インターネットで画像検索し、銃と獅子頭を持つ米兵の写真を見つけ出した。「たとえ離れた場所にあっても、うちの地域を守ってくれている獅子。お帰りなさいを言いたい」。文化財の返還に取り組むNPO法人琉米歴史研究会と一緒に、在りかを探している。(中部報道部・平島夏実) 特徴は額の三日月 真和志町の獅子は300年以上の歴史があるとされ、琉球王朝時代に首里王府から贈られたと伝わる。特徴は額の三日月。三日月の入った獅子は真和志町と南風原町神里の2体で、かなり貴重だという。 目黒さんは小学生の頃から、旗頭をしながら獅子舞を見てきた。「最初の獅子は沖縄戦で
「沖縄タイムス」「沖縄新聞」「沖縄朝日新聞」「沖縄毎日新聞」-。戦前に沖縄で発行されていた新聞紙面計63枚を、県教育庁文化財課史料編集班が高知県立牧野植物園で発見した。うち8枚はこれまで現物やコピーが確認されておらず、掲載内容が明らかになるのは初めてとみられる。納富(のうとみ)香織指導主事は「新聞が1枚でも見つかれば、その日に起こった出来事が分かる。歴史の空白を埋める貴重な資料」と語った。(社会部・當銘悠) 沖縄では戦争で多くの歴史資料が焼失。同班は2017~21年に8回にわたって植物園に出向き、植物標本を挟むために使われていた新聞を調査していた。 今回収集した63枚は1900(明治33)年~22(大正11)年の発行。うち新発見とみられる8枚は、国会図書館や東京大学の明治新聞雑誌文庫などでも見当たらないという。...
自民党憲法改正実現本部長の古屋圭司衆院議員が今月、神武天皇と現在の天皇陛下が「全く同じY染色体である」とツイートした。本紙がファクトチェックすると、結果は「根拠不明」だった。 古屋氏は今月6日、ツイッターにこう投稿した。「天皇制度は如何(いか)に男系男子による継承維持が歴史的に重要か、神武天皇と今上天皇は全く同じY染色体であることが、『ニュートン誌』染色体科学の点でも立証されている」と記した。リツイートと「いいね」は計7千近くに上る。 神武天皇は初代天皇とされる。宮内庁は本紙取材に「日本書紀などの文献に基づき歴代天皇に数えているが、実在するか否かについては諸説ある」との見解を示した。 奈良県には神武天皇の墓という位置付けの場所もある。ただ、管理する宮内庁は「神武天皇のご遺体が発見されたということは承知していない」と述べる。 Y染色体は父から男子に受け継がれる。しかし、神武天皇は実在も遺体も
1970年代。日本復帰を前後して県内ではホテルや公共施設などの建築ラッシュが到来した。急速なニーズの高まりに人手や建築資材が不足する中、コンクリートの材料として使われたのが塩抜きが不十分な「海砂」だ。その結果、復帰から数十年後、県内各地のコンクリート建築物が塩害で剥落する事故が発生している。 今から約50年前に日本復帰記念式典が開かれた那覇市寄宮の「那覇市民会館」もその一つ。沖縄が日本に復帰する2年前の70年に建設された。「文化の殿堂」として多くの式典や催し物が開かれたが、塩害などによる激しい劣化のため2016年10月に休館を余儀なくされた。 安全性に配慮し館内の一般立ち入りが禁止されている市民会館に7日、同館の設計に携わった崎浜国繁さん(77)=那覇市=と共に入った。沖縄の歴史のターニングポイントとなった場所は今も「復帰」に込めた人々の息づかいをたたえていた。(社会部・玉城日向子) ◆沖
【東京】東京外国語大学(府中市、林佳世子学長)は、一般向けのオープンアカデミー秋期間講座で「沖縄語」の講座を初めて開講する。講師の花薗悟准教授は「沖縄語を知ることで、違った角度から日本語を見つめ直すことができる」と受講を呼び掛けている。
きょうは5月8日、語呂合わせで「ゴーヤーの日」だ。いまや全国区となった沖縄の食材「ゴーヤー(にがうり)」。沖縄県民は「ゴーヤー」と呼ぶのが一般的だが、全国展開するコンビニや居酒屋では「ゴーヤ」と表記する店もある。全国ニュースでも「ゴーヤ」と呼ばれているのをよく耳にする。沖縄で生まれ育った筆者は語尾を伸ばさないのが気になって仕方がない。「ゴーヤー」と「ゴーヤ」どっちが正しいのだろうか。(デジタル部・比嘉桃乃) 検索数は「ゴーヤ」が上位 「ゴーヤ」の呼び方は一体どんな人たちが使っているんだろう。 Googleトレンドで調べてみた。過去5年分の検索結果では、「ゴーヤー」よりも「ゴーヤ」のほうが圧倒的に検索数が多い。「ゴーヤー」呼びが当たり前の環境で育ってきた筆者としては意外な結果だ。しかも、「ゴーヤ」は毎年7月下旬から8月上旬にかけて急に検索数が伸びている。どうやら「ゴーヤ」の食べ方を検索してい
在宅医療において、訪問看護はとても大きな役割があります。病を抱えて医療機関への通院が困難な患者さんが自宅や高齢者施設等で療養をする際、在宅医は通常1カ月に1〜2回の定期的な訪問診療と、体調が悪くなったときなどに電話で依頼を受けて往診を行います。そして診察や検査、内服薬や注射の処方を行います。しかし、実際に患者さんのお体のケア、注射等の実施は看護師が行います。多くは訪問看護師さんに依頼をすることになります。 医療保険の適用となる訪問看護は、記事にあるように一部の精神疾患、難病やがんの終末期の方等が対象となります。また、病気の急性増悪として短期間(2週間以内)医師の指示のもとで医療保険の訪問看護を受けることもできる制度があります。 記事の中で、医療費の元データとなっているものはこちらです( https://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken03
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