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岩手県久慈市の久慈琥珀(こはく)博物館は7日、近くの山林にある白亜紀後期(約8500万年前)の地層から、長さ16・8センチの翼竜の化石を発見したと発表した。 国内で発見された翼竜の化石の中では最大で、分析した早稲田大の平山廉教授(古生物学)は「頭部などが見つかれば、新種発見につながる可能性もある」と話している。 同館職員の滝沢利夫さん(47)が昨年7月、地表から7~8メートル下の琥珀採掘体験場で発見。平山教授が調べた結果、骨の内部に空洞がある特徴から、翼竜類の骨と判明した。翼を支える骨の付け根部分とみられ、翼を広げると3メートルに達すると推定される。翼竜の骨は薄く壊れやすいため、国内での発見例は少なく、長さも約10センチだった。
青森市の国特別史跡「三内丸山遺跡」で、人物画の描かれた縄文時代中期(約4300年前)の土器片が出土したと、青森県教育庁が8日発表した。 同庁によると、土器片は縦8センチ、横6センチ。1993年に同遺跡北側の盛土遺構から出土し、今年6月に出土品を整理したところ、シャーマン(呪術師)と見られる人物が描かれているのが分かった。頭部には羽根飾りとみられる線描があり、祭具または弓矢を手に持っているように見えるという。 県三内丸山遺跡発掘調査委員会の岡村道雄委員長(考古学)は「羽根飾りをつけて、祈り、踊るシャーマンの姿と推定される。線描によるシャーマンの人物画としては最古と考えられる」と話している。
大正ロマンを代表する画家・竹久夢二(1884~1934年)が描いたとみられる未公開の美人画が北海道の岩内町郷土館で見つかった。 夢二と交流のあった作家・長田幹彦(1887~1964年)の未発表作品の表紙絵に使われる予定だったとみられる。夢二は長田作品の表紙絵を何度か担当しており、竹久夢二美術館(東京)は「夢二の作品の可能性が高く貴重な発見だ」としている。 見つかったのは、赤や青色の浴衣に身を包んだ女性が、かんざしに手を添えたもの=写真=と、手鏡を持っている姿を描いた2枚の表紙絵。いずれも「朝寝髪」「幹彦作」と書かれ、赤色の円の中に「S」の文字を施した夢二のサインが入っている。 長田は岩内町を題材にした作品を発表しており、その縁で長田の孫の妻が2003年、東京都新宿区の自宅書斎に眠っていた遺品を、岩内町郷土館に寄贈していた。 表紙絵は、郷土館が長田の特別展を開催するために資料整理をしていて見
昨年9月、警察庁のサーバーに大量のデータが送り付けられ、ホームページ(HP)が閲覧しにくい状態になった問題で、サイバー攻撃の発信元とみられるIPアドレスの約9割は中国国内のものだったことが同庁の調べで分かった。電子計算機損壊等業務妨害容疑に当たるとして、同庁は7月、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて中国公安部にIPアドレス情報を提供し、発信者の特定などの捜査協力を依頼した。サイバー攻撃について外国当局に捜査協力を依頼するのは異例だ。 警察庁へのサイバー攻撃は昨年9月16~18日に3回にわたり繰り返され、断続的にHPが閲覧できなくなった。攻撃の手法は、複数のパソコンから大量のデータを送り付け、機能停止に陥らせる「DDoS(ディー・ドス)攻撃」と判明している。政府関係者によると、同時期に首相官邸、防衛省、海上保安庁など七つの政府機関も同様の攻撃を受けた。 警察庁は発信元を調べるため、サーバー
印刷 関連トピックス地検特捜部東京地検特捜部の再編イメージ 大阪地検特捜部の不祥事を受けて組織改革を検討してきた最高検は8日、東京、大阪、名古屋各地検の特捜部について、政界汚職などを手がける独自捜査部門を縮小する方針を発表した。国税局や証券取引等監視委員会からの告発や、警察が手がける汚職事件などの送致を受ける財政経済部門を強化する形で、特捜部は存続させることにした。 法相の私的諮問機関「検察の在り方検討会議」の提言を受けて、検討を進めていた。8日に記者会見した笠間治雄検事総長は、大阪地検特捜部が独自に捜査した郵便不正事件について、「何としても厚生労働省の局長を立件したいという意識があった」などと総括。「今後は(国税や警察など)関係機関との連携を深め、特捜部は独自捜査をやらないといけないという考えを緩和する」と組織再編の狙いを説明した。 特捜部を「財政経済部」や「特別刑事部」に改称する
印刷 関連トピックス原子力発電所 玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開をめぐる九州電力の「やらせメール」問題は、福岡市の九電子会社の社員の内部告発で発覚したことが8日、共産党福岡県委員会への取材で分かった。 同党によると、国が佐賀県民に玄海原発の安全性を説明する番組を放送する前日の6月25日、男性社員が福岡県内の党事務所を訪れ「やらせメール」を送るよう指示があったと訴えた。子会社が社員向けに通知した文書も示した。男性社員は「コンプライアンス(法令順守)に反する行為は会社のためにならない」と考え、知人に相談して党事務所を訪ねたらしい。同僚からも「ここまでやるか」と批判があったという。 党機関紙「しんぶん赤旗」が2日付朝刊で、この問題を報道。川内原発がある鹿児島県の同党県議にも伝えられ、4日に県議会原子力安全対策特別委員会で審議された。6日の衆院予算委員会では同党の笠井亮
ナチス・ドイツの独裁者ヒトラー(1889~1945年)の故郷として知られるオーストリア中部ブラウナウ市の議会は9日までに、ヒトラーの死から66年を経て名誉市民の称号を取り消した。同国各地の自治体では今年に入り、称号が取り消されていない疑いが浮上し、ブラウナウ市も調査を進めていた。オーストリア通信が伝えた。 調査の結果、ヒトラーが生まれた地区が、ドイツの首相にヒトラーが就任した1933年に名誉市民の称号を贈っていたことが判明した。この地区はドイツがオーストリアを併合した翌年の39年、ブラウナウ市に編入されたという。市議会は7日、全会一致で取り消しを決めた。 オーストリアでは併合時、多くの自治体がヒトラーに名誉市民の称号を授与した。今春、野党「緑の党」が称号問題を提起し、各地の自治体が過去の記録を調べ直す事態に発展。東部アムシュテッテンの市議会は5月、称号剥奪を決議し、南部クラーゲンフルト市で
外交筋と米政府当局者が明らかにした。「強大な海軍」建設を国家目標に掲げ、海洋権益拡大を図る中国は、ウクライナから購入した中型空母「ワリャーグ」(排水量約6万トン)の試験航行を年内に始める見通しで、国産空母が完成すれば、2隻態勢が整う。尖閣諸島を巡って中国と緊張関係にある日本や、南シナ海で中国と領有権を争うベトナム、フィリピンなど周辺諸国の懸念を高め、米国の圧倒的な軍事力で支えられてきたアジア太平洋地域の安定を揺るがすことになりそうだ。 6月上旬、中国軍の陳炳徳(ちんへいとく)・総参謀長が香港メディアに対し、「空母は現在建造中だ」と語り、軍首脳として初めて空母建造の事実を確認した。ただ、建造中の空母が、改装中のワリャーグを指すのか、国産空母を指すのかは明言していなかった。 外交筋によると、軍当局者がこの発言について、「ワリャーグは国産とは呼べない」と説明した上で、「ほかの場所で建造を進めてい
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