毎年、節分の時期になるとコンビニやスーパーで出回る恵方巻き。その年の吉とされる方角に向きながら無言で太巻きを食べるという恒例行事だ。だが、必ず決まって紹介されるのが、イベント終了後の大量廃棄のニュースである。 「ご利益なんてありません」 「年々、高級路線にシフトしつつある恵方巻きは、いくらやサーモン、ローストビーフ、和牛、カニなど豪華食材を詰め込んで、よりプレミアムな行事にしようとしている感があります。ただ、食材価格の高騰を受け、恵方巻き自体の値段も1本1000円以上は当たり前になっています。 気軽に買えなくなっていることもあり、あまった恵方巻きが大幅に値引きされて売られ、さらには売れ残って廃棄されてしまうというケースもあとを絶ちません」(グルメライター、以下同) フードロスが叫ばれている中、やはりSNSでは“もったいない”の声が。 《今年は米不足の影響がまだまだ続いているし野菜も高値。ス