桃太郎を題材とした高さ10メートルを超すとみられる青森ねぶたを撮影した写真。明治初期のものである可能性が高いという(奏海の会提供、写真復元・三上伸さん) 青森市の市民団体「青森まちかど歴史の庵『奏海(かなみ)』の会」が昨年譲り受けた写真関係資料の中に、今月、高さ10メートルを超すとみられる青森ねぶたの写真のネガが見つかった。写真ネガに年代を特定する記載はないが、巨大なねぶたが造られた時期は幕末から明治初期に限られる。奏海の会や青森ねぶたに詳しい関係者は、ねぶたが撮影された時期は明治初期ごろで、これまで確認されている青森ねぶたの写真では最古のものである可能性が高いとみている。