お正月の料理としては欠かせないお餅(もち)に関連し、それをのどに詰まらせて窒息状態に陥る事故が相次いでいる。毎年の話ではあるが、注意喚起として東京消防庁では2019年11月18日に関連する特集ページ【餅による窒息事故に注意】を公開し、注意喚起を行っている。高齢者がトラブルに遭遇する機会が多々あることから、高齢者に対する注意事項が多いのが特徴である。 圧倒的に多い高齢者被害 今件は2019年の公開のため2019年分の統計データは反映されておらず、主に2014年-2018年における過去5年間の値(東京消防庁管轄内、以下同)を元に、「餅」およびそれに類する「団子」「大福」など粘り気の強い食品が喉(のど)に詰まったことによる窒息事故について解説している。過去5年間では毎年100人前後がこの窒息事故で救急車によって医療施設に運び込まれているが、多くは12月から翌年1月に集中しており、年末年始のお餅料