三毛猫の駅長「たま」で知られる和歌山電鉄は20日、たまのシール101枚を張った「たま電車」の外装作業を報道陣に公開した。3月21日から運行する。 作業は午前9時すぎから、和歌山市内の車庫で始まり、じゃれたり寝転んだりするたまの姿が描かれたシールを、作業員が車体に張った。装飾は、九州新幹線を手掛けたことで知られるデザイナー、水戸岡鋭治さんが担当。車内には三毛猫柄のソファや、猫の本を集めた「たま文庫」も置かれる。 改装費用は約3500万円。貴志駅(和歌山県紀の川市)で駅長を務めるたまのファンは多く、1000万円近い支援金が集まったという。 同電鉄は「楽しい気分になれる電車にしたい」と話している。