鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連山のえびの高原の硫黄山について、気象庁は火山活動が高まっているとして24日午前10時に火口周辺警報を発表しました。 気象庁は硫黄山からおおむね1キロの範囲では今後、小規模な噴火の可能性があるとして警戒を呼びかけています。 気象庁によりますと、霧島連山のえびの高原では、去年12月ごろから韓国岳周辺や韓国岳の北西側に当たる硫黄山の周辺で体に感じない火山性地震がたびたび発生しています。 さらに、ことし8月には硫黄山付近を震源とする火山性微動が7分間にわたって続き、これに伴って山の北西が隆起するような地殻変動も観測されました。 このため、気象庁は硫黄山周辺では火山活動が高まっていて、今後、状況によっては小規模な噴火の可能性があるとして、24日午前10時に火口周辺警報を出して硫黄山からおよそ1キロの範囲で警戒を呼びかけています。 えびの高原の硫黄山の火山活動については