「今は通訳をやらない。断っている。私はどうしてもウクライナの味方です。通訳というのは冷静にやらなければならない。今、私は冷静でない。今の私の精神的な状況で冷静な通訳はできないと思う。プロの通訳として失格かもしれません」 依頼は多数届いているものの、受けてはいない。ウクライナ語からロシア語に、その逆や日本語に通訳するとき、プロの仕事を貫けるか自信が揺らいでいる。冷静さを欠くほどの怒りや憎しみの感情がこみ上げている。 「感情が入りすぎて、出来事として強すぎて、夢にも悪夢が出てくる。ネイティブの人はよっぽど(ウクライナ情勢に)無関心な人じゃないと通訳できないと思います。今、(ウクライナ語などの)通訳を探すならば、逆に日本人を雇うべきだ。今、私とかロシア人を雇っても冷静になれるのは、よっぽど無関心な人。それでも仕事をこなす人のプロ意識には頭が下がりますけど、私はできない」と強調した。 ゼレンスキー