土星に超巨大なリング=太陽系惑星で最大規模−米宇宙望遠鏡の観測で発見 土星に超巨大なリング=太陽系惑星で最大規模−米宇宙望遠鏡の観測で発見 土星の輪は多数の細いリングから構成されているが、そのはるか外側を取り巻く超巨大なリングが発見された。米航空宇宙局(NASA)が7日、スピッツァー宇宙望遠鏡による赤外線観測の成果として発表した。太陽系の惑星のリングでは最大規模。米バージニア大などの研究チームによる論文が英科学誌ネイチャー電子版に掲載される。 土星の直径は約12万キロだが、論文によると、超巨大リングの内側は土星から約770万キロ、外側は約1250万キロの距離にある。リングの厚さは約240万キロ。氷とちりの微粒子でできている。このリングにほぼ沿う形で、衛星「フェーベ」(直径約220キロ)が回っており、微粒子はフェーベから放出された可能性が高いという。(2009/10/07-22:34) 関