「なぜ日本政府が作るソフトウェアは使えないモノばかりなのか?」――中島聡氏が考える「日本社会のDX」の要件:「IT調達制度そのものが問題」(1/2 ページ) エンジニア起業家の草分けでもある中島聡氏が、小泉進次郎氏など自民党の若手議員が集まる勉強会で「日本政府によるIT調達がなぜうまくいかないか」をプレゼンしたという。具体的にどのような内容だったのか、話を聞いた。
社会を率いているリーダーは、いつの時代にも存在する。しかし、そのリーダーたちの顔ぶれは、毎年異なる。ここ数年、世界で注目されているリーダーの顔ぶれはどのように変化してきたのか。 社会を率いているリーダーは、いつの時代にも存在する。しかし、そのリーダーたちの顔ぶれは、毎年異なる。ここ数年、世界で注目されているリーダーの顔ぶれはどのように変化してきたのか。その移り変わりについて、漠然と想像することは可能だが、具体的に説明することは難しい。しかし、多くの活躍するリーダーの姿を間近で見てきた元日本マイクロソフト会長、現慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 古川享教授は、その変化を明確に示す。 今回は、2013年11月下旬から12月初旬にかけて古川氏が登壇した2つのイベントで語られた内容を合わせてレポートする。イベントは、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科が主催した講演会「メディアイノベー
MaBeeeは、単三形乾電池サイズのボディへ電力出力制御と無線通信機能を内蔵した乾電池型のIoT機器。単四形乾電池1本で動作する。乾電池で動作する玩具や日用品へ単三形乾電池の代わりに装着し、スマートフォンで動きを制御できるようにする。例えば電動ミニカー玩具の速度調整、電動歯ブラシの動作タイマーなどが例として挙げられており、振ると走る、しゃべると動く、傾きや距離(電波強度)で速度調整、1分後に停止といった制御を実現する。 MaBeeeとスマートフォンはBluetooth Low Energy(BLE)で接続し、半径約10メートルの範囲で使える。スマホの専用アプリを使い、スマートフォンの加速度、傾き、マイクなどの各種センサーから得た情報を用いて制御する仕組みだ。 今後、MaBeeeへさまざまなセンサーを内蔵させたり、クラウドとも連携するといった機能拡充を計画するという。制御のアイデアとアプリ次
連載目次 2014年7月14日、Googleから日本市場へのChromebookおよびその管理を行うためのChrome管理コンソールの投入が発表された。発表以降、企業や教育機関向けには日本エイサー、ASUS Japan、日本HP、デル、東芝の各メーカーから順次販売が開始され、2014年11月よりいよいよ個人向けにも発売された。 日本エイサーが販売するChromebook 「Acer C720」 日本エイサーが販売するChromebook。Intel Celeron 2955U、4Gbytesメモリ、16Gbytes SSDを搭載する。価格はオープンプライス(量販店での実売価格は3万2000円前後)。 先行してChromebookの販売が開始されている米国では、Chromebookの売上規模は2013年から2014年の対前年比で250%増となり、2014年上半期ではノートPCのシェアの35%
2013年後半から米国を中心に飛躍的に出荷が伸びている「Chromebook」。法人・教育市場向けに続き、個人向けにも日本での販売が開始され、採用機種も増えてきた。このChromebookとはどのようなものなのか、Windows PCとの違い、Chromebookでできること/できないことなどを解説していく。 連載目次 2009年7月にChrome OSが発表されてから早6年、日本国内でもAcerやASUS、デルが販売を開始している(並行輸入品であれば、Hewlett-PackardやSamsung、東芝のChromebookも入手可能だ)。また、2014年2月初旬には同OSを搭載したデスクトップ型のChromeboxやテレビ会議システムとなるChromebox for meetingsが発表され、日本国内での販売も開始された。 そして、2014年7月14日の企業・教育機関向けへのChro
今回は、「このコラムに、ベストセラー書籍『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』をもじったタイトルをつけるとしたらこうなる」という記事タイトルをつけてみた。タイトルが示す通り、Androidアプリを量産し、その広告収入でMacBook Proを購入したRiriさんの「ちょっぴりもうかる」等身大のアプリ開発体験談をご紹介しよう。 本人の希望で顔出しはNGということなので、後ろ姿を紹介するにとどめるが、一見、童顔で癒し系の外見とは裏腹に、物事をとても戦略的かつ合理的に考える人であることは、話し始めてすぐに伝わってきた。詳細は後述するが、アプリを量産できるのも基本的にRiriさんの合理的な考えがあってこそだと感じた。Ririさんがアプリ開発を始めた動機は「仕事は楽しいが、それとは別に自分でも収入を得る手段を整えておきたかった」というもの。端的に言えば「お金が目的」だ
3分:ビジネス先進事例はどんなものがあるか? オープンデータの活用が進んでいる欧米では、既に多くのビジネス事例が創出されており、The Climate Corporation社の事例などはオープンデータに関心のある方は既にご存じと思います。そこで、本項では日本であまり紹介されていない2事例を説明します。 (1)Kel Quartier社の地域情報提供サービス フランスの企業Kel Quartier社は、政府が公開する400種類のオープンデータ(所得分布や自動車の使用度、暴力事件発生状況など)を地図上に表示する地域情報提供サービスを運営しています。 このサービスでは、同社の持つフランス全土を、生活圏ごとに4万2000エリアに分割するノウハウと、粒度の大きい統計データを当該エリアに応じて按分する独自技術を活用しています。さらに雑誌の読者分布など、民間から購入したデータも組み合わせることで、サー
連載目次 プッシュ通知とは? なぜ開発者はアプリにプッシュ通知機能を搭載するのか スマートデバイスにおける「プッシュ通知」はアプリにとって欠かせない機能の一つであり、メールマガジンと同様に重要な集客ツールです(図1)。スマートフォンをお使いの方でしたら、一度はプッシュ通知を受け取ったことがあるのではないでしょうか。 プッシュ通知はユーザーがスマートデバイスを起動していなくても通知を送ることができる仕組みであり、以下の特徴があります。 開くと直接アプリを起動するためアクションにつながりやすい アプリをインストールしているユーザーのみに届くため開封率が高い 上記のような特徴から、プッシュ通知は以下の用途で使うことが多くなります。 リアルタイムな情報配信 直接アプリ起動につながるため、ニュースなどリアルタイム性の高い情報の配信に向く ユーザーのアクティブ率向上 開封率が高いため、定期的にアプリを
ドキュメントは最強のコミュニケーションツールである――Joelの機能仕様書入門:プロジェクト成功確率向上の近道とは?(1)(1/2 ページ) ITシステム開発の問題点の一つであるコミュニケーションの失敗。本連載では、これを防ぐ方法としてお勧めしたい3つのドキュメントを紹介していく。今回は「Joelの機能仕様書」のポイントを解説する。 連載目次 はじめに 本連載では、ITシステム開発がビジネスに貢献していくために必要な、最も基本的な条件である“システム開発の成功”につながるいくつかのポイントを紹介します。 筆者は、さまざまなコンピューターシステム開発に長年携わってきたソフトウェア技術者ですが、この連載では、あえて技術的ではない話題を中心に述べます。というのも、技術論だけではシステム開発が成功する条件としては不十分ですし、すでにたくさんの優れた技術論が各方面で展開されています。あらためてそこ
解説 スマートフォンやタブレット(端末)を機種交換するとき、よく課題となるのが、従来の端末から新しい端末へアプリやデータを移行する方法だ。 それは2段階認証に用いる認証アプリ「Google認証システム(Google Authenticator)」も例外ではない。もし移行に失敗すると、Google認証システムに登録してあるサービスにはログインできなくなる恐れがある。 そこで本稿では、Google認証システムを利用していた端末を手放す際、新たな端末に移行する手順と注意点を説明する。詳しくは後で説明するが、一般的なアプリと同じ方法が通用せず、簡単には移行できない点は留意していただきたい。 操作方法 Google認証システムアプリを別のスマートフォン/タブレット(端末)に移行するには、新しい端末の方でGoogle認証システムを対象サービス/アカウントに登録し直す(再登録する)必要がある。複数のサー
ベンダーよ、シェルパの屍を越えていけ ~ 細川義洋×山本一郎「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」:Developers Summit 2014 リポート(1/2 ページ) リスペクトなきプロジェクトには死が待っている―― 山本一郎さん(やまもといちろう a.k.a.切込隊長)と、東京地方裁判所 民事調停委員 細川義洋さんによるDevelopers Summit 2014の最終セッションは、雪の寒さとは違う意味で会場を震え上がらせた。 2014年2月14日、関東地方は記録的な大雪に見舞われ、各地で交通機関の混乱が発生した。都内の企業が続々と社員に向けて帰宅勧告を出す中、「Developers Summit 2014」の会場は熱気に包まれていた。 今年14回目を迎えるDevelopers Summitは、「技術者の、技術者による、技術者のためのカンファレンス」で、最前線の技術者による解説や
巨大なテレコム市場の一角で破壊的イノベーションを起こしつつあるTwilio(トゥイリオ)が、いよいよ日本に上陸した。2012年10月に業務提携を発表していたKDDIウェブコミュニケーションズと米Twilioの2社は、2013年4月17日から日本国内でも“クラウド電話API”と彼らが呼ぶ「Twilio」の提供を開始すると発表した(プレスリリース)。APIドキュメントの日本語化も完了していて、今後はKDDIウェブコミュニケーションズのサービスとも統合していくという。 @ITでは来日中のTwilio CEOで創業者のジェフ・ローソン氏と、日本のカウンターパートとなるKDDIウェブコミュニケーションズの小出範幸氏に話を聞いた。 すでにTwilioを利用する開発者は20万人に急成長 Twilioはクラウド上で電話網と接続する「電話API」群を提供する2008年創業のソフトウェア企業だ。2008年末に
Yahoo!やGoogleで検索すると表示される広告は、一体何なのか? その概要や歴史、種類、PCとケータイの違いなどを5分で解説 リスティング広告の概要 リスティング広告とは、どのような広告のことを指す言葉か、ご存じでしょうか? 「PPC(Pay Per Click)」「P4P(Pay for Performance)」「CPC(Click Per Cost)」「キーワード連動広告」「検索連動広告」「リスティング広告」などいろいろな呼び名がありますが、本稿では、すべて「リスティング広告」と呼ぶことにします。 リスティング広告とは、具体的にどのような広告のことをいうのでしょうか? 下記の図1・2をご欄ください。 PCサイトは、図1の赤い枠で囲った「スポンサーリンク」という枠がリスティング広告です。モバイルサイトは、図2の赤い枠で囲った4つの枠がリスティング広告です。 この広告枠はランダムで
デジタル・アイデンティティの世界へようこそ はじめまして、OpenID Foundation JapanでエバンジェリストをしているNovです。 この連載では、僕を含めOpenID Foundation Japanにかかわるメンバーで、OpenID ConnectやOAuthなどの「デジタル・アイデンティティ(Digital Identity)」にかかわる技術について紹介していきます。 APIエコノミー時代のデジタル・アイデンティティ 世界中で9億人のユーザーを抱える「Facebook」や5億人のユーザーを持つ「Twitter」など、巨大なソーシャルグラフを持つサービスが、日々その存在感を増しています。日本でも、グリーやモバゲーなどがそれぞれソーシャルゲームプラットフォームを公開し、国内に一気に巨大なソーシャルゲーム市場を作り上げました。最近では、ユーザー数が5000万人を突破し、プラット
第10回 iPhoneユーザーのためのWi-Fiスポット切り捨て設定術:Windowsネットワーク管理者のためのiPhone/iPod touch入門(1/2 ページ) 外出先でWi-Fiスポットに接続できたと思ったら3Gより遅い…… そんなWi-Fiスポットへ、iPhoneが自動接続しないようにする設定方法を解説する。 連載目次 最近、外出中にスマートフォンが公衆無線LANサービス(Wi-Fiスポット)のアクセス・ポイントを検出することがとても多くなった。だが、見つかったWi-Fiスポットに接続しようとすると、思いのほかログインに時間がかかり、その間はほかの作業ができなかったりする。また接続できても通信速度は3G回線より遅いこともよくある。もう面倒なので外出中はWi-Fiをオフにしよう…… これは2012年4月に公開した弊誌4コマ・マンガ「がんばれ!アドミンくん」の第310話「Wi-Fi
このページは、iOS(iPhone/iPad/iPod touch)アプリ開発者/プログラマのための、iOS SDKのAPIの使用コード例の記事を探しやすいようにしたリンク集です。フレームワークごとに表でまとめてあります。メソッドやプロパティなどObjective-CのAPIの使い方の参考にしてください。 @ITにコード例の記事が掲載しているクラス/プロトコル/関数やフレームワークだけしかリストには挙げていませんが、今後新たにiOS SDKの使用コード例がある記事が公開されたら、改訂していく予定です。 フレームワークの並び順は、標準の「iOS Developer Library」と同様にしています。 Frameworks Cocoa Touch Layer Event Kit UI Game Kit iAd Map Kit UI Kit New! Media Layer Assets Li
「Git」使ってますか? 近年、分散バージョン管理システム「Git」が急速にシェアを伸ばしています。筆者は、チケットシステムやバージョン管理の勉強会などを開催したりしていますが、Gitユーザーがかなり増えてきていると感じます。 しかしながら、そのような勉強会でアンケートを取ってみると、実案件では半分以上の人がSubversionを利用しており、Gitの導入はまだまだ進んでいません。移行コストが掛かったり、プロジェクトマネージャ層への知名度がまだまだ低いというのもありますが、理由の1つとして、ユーザー管理が煩雑であったり、アクセス制御に関する情報が不足しているということもあると思います。 そういうわけで本稿では、Gitリポジトリのユーザー管理やアクセス制御を簡単に行う「Gitolite」を紹介します。 なお、本稿ではGitの利用方法については紹介しませんので、Git自身の使い方については改め
すぐに解決案に飛びつかないように! 私たちは、いつもやっていることや簡単な課題については、あまり深く考えずにどうするかを決め、行動に移すことができます。しかし、初めて出合う状況や少し複雑な問題になると、とたんに判断が難しくなります。初めての転職などはその典型です。現状のままではいけないと思いつつ、何を根拠にどう判断するのか、そもそも何を考えればいいのかがよく分からず、具体的なアクションを取れないでいる人も多いようです。 また、少し考えて良さそうな案が見つかると、すぐ飛びついてしまうこともあります。運が良ければうまくいくかもしれませんが、いざ転職してみたら仕事の進め方が自分に合わなかったとか、将来やりたいことに対して遠回りな選択だったということもあるのではないでしょうか。 「やってみなければ分からない」というのはそのとおりですし、考えるだけで行動しないよりはマシですが、「やってみなくても考え
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