「無印良品」のブランドで販売するソファカバーで、撥水(はっすい)加工をしているような不当な表示をしたとして、消費者庁は25日、運営する良品計画(本社・東京)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で、再発防止などを求める措置命令を出した。同社の申し出を受け、同庁が調べていた。 発表などによると、同社は2014年4月~今年1月、ソファカバー159点の商品札などに「撥水加工を施した」と表示したが、実際は加工されていなかった。14年4月に生地の調達先を変更したことで、撥水性を備えない商品になったが、社内で情報が共有されず、商品札などの変更を怠っていた。商品札を見直していた同社の担当者が昨年12月に気付いたという。 同社広報部の担当者は措置命令を受け、「商品札などを作る過程、経緯を改めて検討する」と話した。 同社(0120・64・03…
