在ポーランド日本大使館に到着した(左から)降旗英捷さん、孫の妻インナさん、ひ孫のソフィアちゃん、長男の娘ウラジスラワさん=ワルシャワで2022年3月10日午前9時41分、三木幸治撮影 第二次大戦末、旧ソ連に占領されたロシア・サハリン州(樺太)南部で育ち、現在はウクライナに住む日本人男性が、ロシア軍の侵攻を受け、家族とともに隣国ポーランドに避難した。男性らは18日、祖国である日本に向かう。2回の戦争で人生を変えられた男性は今、何を思うのか。 男性は降旗英捷(ふりはたひでかつ)さん(78)。長野県で生まれたが、父親の仕事の都合で当時、日本領だった樺太南部に移り住んだ。だが1945年8月、ソ連が日本に侵攻。樺太は占拠され、その後、ソ連領となった。幼かった降旗さんだが、今でもソ連兵が家に上がり込み、「なぜ日本人が残っているのか」と威嚇した日のことを覚えているという。 樺太に残留した邦人は59年まで
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