管理人が生まれ育った東京下町の歴史を調査。最近では「江戸しぐさ」の調査も。原田実『江戸しぐさの正体』(星海社新書)の巻末参考文献にも出ています 倉山満『嘘だらけの日中近現代史』(扶桑社新書)という本が売れているようだが、 この本には多くの誤りや疑問箇所があるようである。 この本は、「日本の中国研究者が書けないタブーを書く!嘘つきチャイニーズによる プロバガンダの手口をバラす!」と帯に書かれているのだが、私が見たところ、 内容が余りにも間違いだらけであるようだ。 この本にはアマゾンではほとんどが肯定コメントをつけている。 これを見て私は、「ああ、批判を受けつつ、中華思想に抗ってきた、桑原隲蔵(じつぞう)先生(※1)、 宮崎市定先生(※2)、高島俊男先生(※3)のような、先哲の学問の遺産は受け継がれていないのだな」 「斯道、ここに滅びんとしているのか」と嘆きたくなった。 目についたところだけ、