気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン ■シリーズ記事 第2回「会議がつまらない――集団浅慮の落とし穴」 第3回「他人に合わせてしまう――自己と集団の間にある葛藤」 日本人は国際社会において、あまり交渉が上手ではないように見えます。戦前から戦後の現在に至るまで、国際交渉の舞台で交渉術を駆使して成果を上げたという記憶はまれです。 交渉とは、問題当事者間で互いの目的を実現させようとする意図のもとに妥協点を見いだすため、説得の応酬を繰り返す過程を言います。国家間交渉、企業間交渉、個人間交渉などケースによって難易度は異なりますが、その交渉妥協点がどちら側に有利だったかによって勝敗が決まります。 欧米人は交渉に臨む気迫が違う 私は社会心理学の立場で説得や交渉について研究してきました。その結果
