電車内で寝ている女性の半ズボンをはさみで切ったとして、埼玉県警東松山署は19日、器物損壊の疑いで住所不定、自称建築作業員の高橋耕二容疑者(57)を逮捕した。 逮捕容疑は19日午前6時49分頃、東武東上線北坂戸(同県坂戸市)―高坂(同県松山市)間を走行中の車内で、寝ていた専門学校生の女性(20)の半ズボンの左太ももの部分を3か所、約10センチずつ、所持していたはさみで横に切った疑い。 東松山署によると、女性は飲食店でのアルバイトを終えて帰宅途中だった。3人掛けのシルバーシートに、女性と並んで座っていた高橋容疑者は「女性が横たわるように座席を占領していたので腹が立った」などと話している。女性は成増駅から乗車し、高坂駅の4駅手前の鶴ケ島駅で下車予定だったが、深夜のアルバイトで疲れたのか、熟睡して乗り過ごしたもよう。 ズボンを切られたことに気付いた女性は、高橋容疑者を追って高坂駅で下車。事情