パイプの先にのぞくカワウソの小さな手。「発見!体験!ふれあいライブ館」(12日午前9時50分、大阪市港区の海遊館で)=大西健次撮影 大阪市港区の水族館「海遊館」は12日、ペンギンやカワウソなどを間近で観察できる特別企画展「発見!体験!ふれあいライブ館」を報道関係者に披露した。一般公開は13日から。 ガラスの仕切り板を取り除き、イワトビペンギンが岩の上を跳びはねる愛らしい様子を直接見ることができるほか、トラフザメやマダラトビエイなどに手で触れる水槽(水深30センチ)も設置。 「カワウソライブ」のコーナーでは、コツメカワウソが透明のアクリル製パイプの中を行ったり来たり。毎日午後4時半頃には、岩場のすきまに前脚を突っ込んで隠れた魚類を捕る習性を利用し、水槽の穴を通してカワウソの小さな足先に触れられる。同館は「生き物の動きを分かりやすく見てもらえるよう、今後も展示方法に工夫を凝らしたい」としている