都道府県別の血液型分布のデータを図録にした。調査は古いが、戦後の大規模な人口移動以前の日本人の血液型地域分布をあらわしているのでかえって元来の地域性を知るためには好都合である。 国・人種別の血液型のように(図録9450)、構成比であるので本来は帯グラフにすべきであるが、日本人という点では共通なので地域的な差異は小さい。そこであえて差を際立たせるため折れ線グラフ表示とした。 また、血液型の比率の高い順に10地域を選んで色分けした都道府県地図を作成した。A型とB型の上位10位は重ならないが、O型の比率の上位10位はA型あるいはB型の上位10位と重なる。そこでO型に関してはダブりを除いて10地域を選んで色分けした。他の血液型でなく、O型の優先順位を後ろにしたのは、ヨーロッパ、中東、アフリカについて民族差はA型あるいはB型に顕著にあらわれるとする説があるためである。 都道府県別の血液型分布はすべて