「中古車は遅かれ早かれ壊れるから新車のほうが安心だよ」と話す男性。長く日本の中古車が大人気だったミャンマーですが、人々の意識は変わり始めています。 自動車の業界団体のまとめによると、去年の新車販売は過去最高の1万7500台余り。販売台数を公表していないメーカーを加えても2万台程度とみられ、まだまだ小さな市場ではありますが、それでも2倍に増えています。しかも2年連続です。 ことし1月には、初めての国際モーターショーも華やかに開かれ、日本やアメリカ、中国などの6つの自動車メーカーが出展しました。 とはいえ、今でも通りを走る車のほとんどは、右ハンドルの日本車です。日本語で「低排出ガス車」と書かれたステッカーが貼られたままの車もよく見かけます。しかし2年前から、この「中古車王国」には異変が起きていて、新車販売に追い風が吹いているのです。