大阪府の学校法人「森友学園」問題の一連のスクープを報じた後、異動を命じられたとして昨年8月に31年勤めたNHKを退局した、大阪日日新聞論説委員・記者の相澤冬樹氏(56)が日刊スポーツの取材に応じた。相澤氏は8日の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜午後1時)に生出演した際「僕はNHKを今でも愛しています。(国民の)受信料で支えられる公共放送は、あっていいと思う」と語った。一方、NHKは著書「安倍官邸vs.NHK:森友事件をスクープした私が辞めた理由」(文芸春秋社)に対し「虚偽の記述がある」と反論している。相澤氏は愛と並行し、古巣が変わったターニングポイントを語った。【村上幸将】 ◇ ◇ ◇ -今でもNHKを愛していると言える理由は 相澤氏 やっぱり31年間勤めていて、その中で恩恵も受けているんですよ。NHKという大組織、大看板があり、その記者であるということで会っ