北朝鮮の外相が、アメリカのトランプ大統領の言葉を「宣戦布告だ」として領空外でもアメリカの爆撃機を撃墜する権利を保有すると述べるなか、韓国の情報機関は、北朝鮮軍が航空機を移動させるなど警戒を強化しているという見方を明らかにしました。 アメリカ軍は今月23日、B1爆撃機などを北朝鮮の東方沖の国際空域で飛行させています。 こうした中、韓国の情報機関、国家情報院は、26日午前、韓国の国会で開かれた非公開の会合で報告を行いました。出席した議員によりますと、国家情報院は、北朝鮮軍がB1爆撃機の東方沖への飛行が発表されたあと、航空機を移動させるなど東側の警戒を強化しているという見方を明らかにしたということです。 一方で、B1爆撃機が飛行したときには北朝鮮からは何ら反応がなく、北朝鮮軍が爆撃機をレーダーで正確にとらえられなかったのではないかと分析しているということです。 韓国軍は北朝鮮との偶発的な衝突が起