conduitやpipesなどのストリーミングライブラリの実装は結構わかりにくい。Pipes to Conduitsという一連のエントリが分かりやすい解説なのだが、それでも序盤からFunctorやFreeモナドを駆使していてハードルが高めな印象を受ける。 理解するには自分で実装するのが一番の近道だろうから、このエントリでごく簡単なストリーミングライブラリを実装してみよう。ストリーミングライブラリではI/Oを扱うのが目的であるため、本来であればモナドを扱えるように実装しなければ意味がないのだが、ストリーミングの基本的な仕組みとしてはモナドは重要ではないので、ここでは純粋な値のみを扱うストリームを作成する。 ストリームを表す型 ここが一番重要かつわかりにくい部分だと思われる。今回の実装では、「入力」「出力」「結果」の3つの型をストリームで利用する。が、「出力」と「結果」の違いとはいったいなんな